#2 害と害の衝突(上)

近ニュースを見ていると、よく名の出てくる某著作権管理団体。
 昔からネット上では批判の声をよく耳に(というか目に)していたが。近年はそのレベルも、さまざまな意味で強まっている印象がある。

 個人的には、その団体に対しては「そういうところがあるからこそ、カバーなどの音楽活動ができる」という面から“利もある”とは感じているが。反面、やはり相応の――というか相当な“害もある”とも感じているのは事実。
 そもそも、その“利”だってmusictrackのようなウェブ上のサービスやYouTubeなどの動画サイトが(正確には、その運営会社が)使用料を支払ってくれているからこそ……のものであって、そういった企業に対しては「感謝しております!」という気持ちはあれど。別に、あの団体に「ありがとう!」と思える要素は皆無に近い。寧ろ「ちゃんと務めを果たすべきだろ」って話であって。
 調べれば分かるし昔から言われていることだが、あの団体に関しては楽曲を使用する(歌いたい、演奏したい、流したいetc.)者も、その楽曲を創った者からも「本当に集められたカネが正当に分配されているのか?」と疑問視する意見は結構ある。楽曲だけでなく音楽用のCD-Rみたいなものにも“補償金”という形で使用料は含まれており、そういう収益の一部も得ている面もあるわけで。流れが不透明どころか完全に覆い隠されている、或いは真っ暗過ぎて何も見えないって表現した方が適切かも?
 アーティストや作家のコメントも人によっていろいろで、カラオケとかですごい歌われているとか発表から長いこと経ってもいまなお耳にする人気の作品とかだと「かなり著作権料の収入がある」と聞くが。一方で、使われているはずなのに「全然入ってくる様子がないんだけど?」と話している人もいた。こういう曖昧さも信用されない要素のひとつだろうなー。
 何にしても、あの音楽教室の一件とか……本当“権利の為に”というより“権益の為に”というのが剥き出しだと思った(似たようなことは「ネットからも受信料を取る!」とか言っている某テレビ局にも当て嵌まるかも)。ネットでよく言われるように、本当「日本の音楽文化発展の足枷になっている」というのも間違いではない気がする。
 正に、音楽という素晴らしい世界に於ける『害』と非難されてもまったく不自然ではない。

 ……しかし、じゃあ音楽を楽しむ側には何の非もないかといえば。
 これもNOというのが現状なんだよな。

                (つづく)

*この記事はWPblogへ投稿した内容を転載したものです。

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